泡盛&焼酎


プレミアム焼酎とは?(レアもの焼酎)
 うちのお店は焼酎にも凝っていますけど、「森伊蔵ないの?」「魔王ないの?」「伊佐美ないの?」ってお客さまが結構居ます。レアもの焼酎、幻の焼酎はたしかに一度は飲んでみたいけど、焼酎全体から見て格別にうまいわけではありません。ほとんどがただ飲みやすいだけ。値段も悪徳な酒屋さんがプレミアム価格を付けているだけでほとんど味と値段のバランスが取れなくなっているモノがほとんどです。偽物も多いし!!

泡波(泡盛) 元値のの8〜12倍 1万8千〜2万5千円
 日本で一番手に入れにくいプレミアム焼酎!

村尾(芋) 元値の10〜15倍 2万8千〜4万円
 4大プレミアム焼酎の一つ

森伊蔵(芋) 元値の8〜10倍 3万〜4万
 4大プレミアム焼酎の一つ

魔王(芋) 元値の4〜8倍 1万〜1万6千円
 4大プレミアム焼酎の一つ、作りに黒い噂が絶えない・・・

百年の孤独(麦) 元値の4〜6倍 9800〜1万7千円
 4大プレミアム焼酎の一つ、昔は確かにうまかった、居酒屋ではほとんど詰め替えとの噂が・・・・

伊佐美(芋) 元値3〜4倍 6千〜8千円
 ブーム先駆けのプレミアム焼酎の中では一番手に入れやすい

以上が初代のレアもの焼酎で、私はただ飲みやすいだけの焼酎と思っている。
しかし、2世代目のレアもの焼酎は確かにうまいモノが多く、個性もあり、値段も2〜3倍ならば良いかなーとつい買ってしまいたくなる焼酎が多い。

主に元値の2〜3倍 3980〜5500円

侍の門(芋)、櫻井(芋)、佐藤黒(芋)、青酎(芋)、くじら(芋)、薩摩茶屋(芋)、三岳(芋)
中々(芋)、月の中(芋)、萬膳(芋)、なかむら(芋)、天使の誘惑(芋)、川越(芋)
兼八(麦)、天草(麦)
天草(米),一四代(米)
龍宮(黒糖)、長雲(黒糖)、朝日(黒糖)
野うさぎの走り(餅米)

ちなみに個人的に本当にレアだと思う焼酎

龍宮かめ仕込み8年(黒糖)
 飲めば焼酎の概念が壊れるほどのものすごい焼酎!

宝山芋麹全量(芋)
 バニラを入れていたのがばれて一度発売停止に、今も少し生産されているらしい。

春雨の古酒(泡盛)
 値段も定価で高くおいそれと買えないがうまい!

春雨無濾過(泡盛)
 現在、市場には出回っていないが、一部の店で飲めるとか?

請福197X(泡盛)と請福198X
 ビンテージ泡盛、試飲会で一度だけ飲んだが今まで飲んだ泡盛で最もうまかった。
197Xは販売されたことはない。

滅多に見かけないが、もし、これらの焼酎を見かけたら、ぜひ飲むことをお薦めする。と言うか飲まないと損する!?

無濾過泡盛

 最近、無濾過の泡盛が市場に出回っている。
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は無色透明というイメージがありますがは蒸留後の液体は冷えるに従って濁ってきます。これは、主に香りの元になる高級脂肪酸が温度の低下により溶けきれなく、濁って見えてくるためです。日本を含めて外国でも、酒が濁っていると、異物が混入されていると思われて、消費者に受け入れられにくいために、この濁りを取るため濾過をしておりました。しかし、この濁りは香りの元であるため、濾過すると香りが減少し優しく、スッキリとした酒質のものになります。
 あれが美味いこれが美味いと、お酒の深淵をのぞくと、一般的により香りや味が深く複雑な物を選ぶようになってきます。芋焼酎ファンがより芋くさいブランドを嗜好するよう、モルトファンがアイラに行き着く方が多いように。つまり、通ぽくなってくると「無濾過(ノンチル)」という言葉に反応していくようになります。しかし、無濾過商品は芋焼酎にも少なく、泡盛の無濾過は非常に少ない物でしたが最近、やっと登場しはじめました。
 スタンダード品と比べると、えぇ本当に作っているところ同じ?香りの強さと味の深さが全く違います。ただ一つ疑問が、無濾過=手を加えていない=行程が少ない、なのになぜか2割ほどスタンダードより高いのはなぜなんでしょう?味わいは2割以上おいしいので(通好みということ)不条理には感じませんが(笑)

チルドフィルターとは
 常温で濾過した場合、それ以下の温度になると、高級脂肪酸が析出してきます。作るときに25°で濾過した製品も、冬になったら気温が下がり濁ってしまいます。そこで、あらかじめ、酒を冷やして高級脂肪酸類を析出させ、濾過する技法が取られます。これをチルドフィルターと言います。この技法を使ってない物は、ノン・チルドフィルター通称ノンチルと呼ばれます。

一般的な表示によるに香りの強さは左側ほどスッキリとした酒質になります。
炭濾過・活性炭処理<表記ナシ<簡易濾過<ノンチル<無濾過<無濾過原酒